「Nikon Nikkor-Q 200mm f4 non-Ai (II)」ちょっとRepair、ちょっと作例
◎とあるリサイクルショップのジャンク棚に置いてあったカビジャンクの「Nikon Nikkor-Q 200mm f4 non-Ai (II)」…
お客さんを見てると触るだけで買っていかない…
自分も非Aiオートの135mmや200mmは価格次第ですが、大方スルーしてきました^^;
良く見てみるとフォーカスリングがクロームメッキのⅠ型ではなく、持っていないⅡ型で、しかも価格が安かったので買ってきてみました。
わたしは一つの事を主に願った、 わたしはそれを求める。 わたしの生きるかぎり、主の家に住んで、 主のうるわしきを見、その宮で尋ねきわめることを。
①「Nikon Nikkor-Q 200mm f4 non-Ai (II)」
1961年に発売されたⅠ型は銘板が20㎝表記の前期型と銘板の表記が200mmでフォーカスリング前部のクロームメッキ部がテーパー加工されている後期型があります。
フォーカスリング前部が黒くなったⅡ型はレンズの硝材と設計が一新され諸収差と青被りが改善されている為にⅠ型とレンズのニコイチはやらない方がいいです。
SPEC: 1969年発売 レンズ構成: 4群4枚 最短撮影距離: 2m 最小絞り: f32
絞り羽根枚数: 7枚 焦点距離: 200mm フォーカス: マニュアルフォーカス
開放値: f4 フィルター径: 52mm 重さ: 630g
②ちょっとRepair
まずフォーカスリングにあるイモネジにラスペネなどのネジ緩め剤を浸透させて一服します。
こうしたイモネジは経年の錆びによる固着で割と簡単に潰れてしまうので、慎重に対応する必要があります。
内蔵のフードを回して隠れているイモネジを探します。
ここのイモネジにもネジ緩め剤を浸透させてから緩め、前群レンズを取り外します。
外しながらレンズとスペーサーの向きをマーキングし、レンズを清掃して組付けます。
ネジ緩め剤が浸透したらフォーカスリングの前部のリングを反時計回りに回して外します。
③ちょっとRepair 其の弐
そして隠れているイモネジにまたネジ緩め剤を浸透させて緩めます。
アウター鏡筒を取り外します。
そして絞り連動レバーの入る位置を確認しながらインナー鏡筒を引き抜きます。
各レンズを清掃して組み立てます。
④「Nikon Nikkor-Q 200mm f4 non-Ai (II)」ちょっと作例
使用カメラはフルサイズのD700になります。
絞り値は忘れてしまったのでご想像にお任せします💦
⑤水飲み場
子供の頃は良く使いましたねぇ~
水の出口を指で塞いで霧にすると、小さな虹が出るのを楽しんでいた思い出があります。
⑥桜の幹
この時はまだ桜が咲いていませんでした。
⑦池の水は抜いてありました
「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」のロケでもやったのかなぁ… (笑)
⑧鳩
鳩の糞は肺炎になるとか言って、親父は凄く嫌っていましたねぇ…
⑨照明
節電でナイターが減ったらしいです。
⑩タンポポ
強い植物の一つでもあり、種を飛ばして楽しむ植物でもあります^^
⑪名も知らぬ小さな花
大きな花に隠れた脇役
⑫水が抜かれた池
実は鴨を撮ろうと思って来たんですけどね^^;
ご覧の有様です。
⑬それではそろそろ帰りますか
親子の平和な姿。
ウクライナの少女がカラシニコフを持っている姿を見て泣けてきました。
⑭エピローグ
Ⅰ型も使った事がありますが、やはり画質が改善されているのがちょっと分かった気がします。
◎以上、【「Nikon Nikkor-Q 200mm f4 non-Ai (II)」ちょっとRepair、ちょっと作例】でした!