「ミノルタ オートパック 450E」の「ロッコール26mm f3.5」 をミラーレスカメラで
◎とあるリサイクルショップのジャンクコーナーに、その昔流行ったポケットカメラ「ミノルタオートパック450E」が¥110で転がっていました…
フイルムの型番「110フイルム」に因んで値段を付けたのかと思って暫く眺めていましたが、ふとレンズをミラーレスカメラで使ってみたくなり買ってきた次第です。
☆今日の聖句 ローマ人への手紙 8:1 (口語訳)
こういうわけで、今やキリスト・イエスにある者は罪に定められることがない。
①ミノルタ ポケットカメラ オートパック AUTOPAK 450E
1977年発売 当時の価格はケース・ストラップ別(¥1.500)で¥19.500
フィルムタイプ: 110フィルム16mmフィルムカートリッジ
レンズ: ロッコール26mm f3.5(3群4枚テッサータイプ)+クローズアップレンズ
フォーカシング: ゾーンフォーカス(4段階) シャッタースピード: 1/200sec.
露出: 3段階(晴れf11・曇り・フラッシュ) 電源: 単三乾電池1本
ビューファインダー: ブライトフレームファインダー(クローズアップ時パララックス補正あり、照度警告LED、ゾーンフォーカス位置)
ビルトインフラッシュ: ASA100 0.8-3.6m 外寸: 162x59x28mm 重さ:235g
②分解していきます
ストラップ部を外し、フロントパネルを外し、上蓋の順番で外していきます。
フラッシュ部のネジを外しますが、まずコンデンサーの電気を放電してから外さないと感電して痛い思いをします^^;
フラッシュ周りはバネの紛失に気を付けます。
露出調整レバーや基盤に繋がる配線押さえを外します。
③シャッターメカの取り外し
まずハンダ付してある部分を半田ごてで溶かして外します。
シャッターメカはネジ2本で固定されているので取り外します。
シャッターメカを外す時は「メカ伝達部」の組み合わせを確認し、周りのバネを引っ掛けて飛ばさないように注意しながら外します。
そしてレンズの無限遠位置での位置マーキングをしてから取り外します。
④「ROKKOR 26mm F3.5」
リングギヤの位置とヘリコイドが抜ける瞬間の位置をマーキングして分解します。
レンズを分解したらやっぱり「テッサータイプ」で、左下にレンズ構成図を描いておきました。
⑤このレンズを1インチセンサーのミラーレスカメラ「Nikon1 V1 」に取り付けます
110フィルムのフォーマットに近い1インチセンサーのニコン1はこんな時に重宝します。
マウントはちょっといい加減ですが、レンズ整備ツールの「吸盤オープナー」と引き伸ばしレンズ用のヘリコイドを組み合わせて使ってみました。
絞りは付けていないので、全て絞り開放で撮影しています。
⑥「ロッコール26mm f3.5」 の作例
ハルジオン
引き伸ばしレンズ用のヘリコイドなのでかなり寄れます。
⑦ゴーストを入れて景色を撮影
これ以上、太陽を入れるとフレアが派手に出ます。
⑧モモイロツメクサ
全ての画像は開放f3.5で撮影しています。
⑨青空と月
26mmなので、開放でも被写界深度があります。
⑩雑草
ホント、雑草の生命力と繁殖力の凄さ。。
⑪景色
開放でもこれだけ被写界深度があります。
⑫ハルジオンB
背景でこんなに雰囲気が変わるものですね。
⑬ゴーストを作ってみました
こちらは小さい方のゴーストで、大小両方出すのは無理でした💦
⑭景色B
⑮モノクロバージョン
枯れたハルジオン
⑯モノクロB
自転車の変速グリップ。
⑰モノクロC
雨が降ってきました。
最近は天気予報が当たりませんね…
⑱夜の公園
長時間露光してみました。
⑲夜空
この日は雲の流れが速かったです。
ロッコールの名に恥じない3群4枚のテッサータイプレンズは期待通りの写りをしてくれました。
今回は全て絞り開放なので、絞ればもっと良く写ると思います^^
カメラはまたレンズを組み込んで元の状態に戻しておきました。
◎以上、【「ミノルタ オートパック 450E」の「ロッコール26mm f3.5」 をミラーレスカメラで】でした!