リア・フォーカシングで軽快な「Canon FD 300mm F5.6 S.S.C.」をちょっとRepair
◎とあるリサイクルショップのジャンクコーナーに転がっていた「Canon FD 300mm F5.6 S.S.C.」をちょっと整備して、ちょっと作例を載せた記事になっています。
先代モデルの「FD300mm F5.6 S.C.」とはレンズの枚数が同じでも構成が全く異なり、先代のフォーカスが全群繰り出しなのに対してこちらはリヤフォーカス(インナーフォーカス式)になっており、フォーカスリングがとても軽快なのが特徴になっています。
画質も各収差を良好に補正していて、解像度やコントラストが高く、特にリヤフォーカシングシステムにより最短撮影距離での収差の変動はかなり軽減されています。
あなたの神、主なるわたしは あなたの右の手をとってあなたに言う、 「恐れてはならない、わたしはあなたを助ける」。
①「Canon FD 300mm F5.6 S.S.C.」
発売年月は1977年(昭和52年)3月 当時の発売時価格は46,000円
レンズ構成(群)5 レンズ構成(枚)6 絞り羽根枚数は8枚
最小絞りはf22 最短撮影距離は3m 最大撮影倍率は0.125倍
フィルター径は55mm 最大径x長さは64.5 x 198.3mm 質量は685g フード内蔵
②それではちょっとRepair
フォーカスリングゴムを外し、見えるイモネジを緩めて鏡筒をひねって分割します。(この時に入っているスペーサーを回収しておきます)
内蔵フードを引き抜いて外します。
隠れていたイモネジを緩めます。
③フォーカスリングを外します
前部を外して前群の各レンズを清掃します。
イモネジを緩めて指標部を引き抜きます。
フォーカスリングのコロ&ネジを取り外します。
フォーカスリングを引き抜きます。
絞りユニットを固定しているイモネジを緩めます。
④リヤフォーカシング部の分解清掃
絞りユニットを取り外し、絞り羽根に油が滲んでいたら清掃します。
リヤフォーカシングユニットを取り外します。
各レンズを清掃します。
コロは劣化してボロボロだったので、プラスチックチューブを加工して取り付けます。
詳しい分解メンテはコチラ
⑤「Canon FD 300mm F5.6 S.S.C.」の作例
今回の使用カメラは1インチミラーレスカメラ「ニコン1 V1」になりますので、レンズの画角中央のみの評価になります。
⑥佐久米駅のカモメ
今はもう居ませんが…
⑦フェンスの錆びたボルト
ホント物って朽ちていきますよね💦
⑧ミニショベルカーの運転台
操れると楽しそうです^^
⑨木の幹
こんなところにも雑草が…
しかし人が手入れしなくなると人工物はあっと言う間に草木に埋もれてしまいます。
⑩積まれたブロック
これも放置されているので雑草に埋もれそうです。
⑪トラクター
乗り物で偉いのはベンツなどの高級車じゃなくて働く乗り物だと思います。
新車で車を買ったってすぐに古くなって下取りも↓ 車検代は↑
ホント、車ってどれだけお金を浪費しているか気づくべきなのかもしれません💦
⑫玉ボケ
光のシャワー。
⑬土手
その昔、ここに盗まれたであろうGT-Rが放火されていました…
R34GT-Rって今は価格が高騰して凄い事になっているらしいのですが。
⑭ススキ
大自然の営み。
⑮メジロ
マニュアルフォーカスで動く野鳥を追っかけるのは至難の業でした。
昔はフィルムで一発勝負だから余計に大変だったんでしょうね^^;
⑯ゴルフボール
最近は外でゴルフのスイングをしている人が減ったなぁ~と感じます。
今の若い人ってゴルフもギャンブルもやらないからこれらの事は廃れていくのかもしれませんね…
◎以上、【リア・フォーカシングで軽快な「Canon FD 300mm F5.6 S.S.C.」をちょっとRepair】でした!