I repaired the 「Fujica Compact35 1967s」and tried using it
◎ちょっと名古屋のハードオフへ寄ったらボッロボロの「フジカコンパクト35」がジャンクボックスの中に転がっていました…
個人的にこのフジカコンパクト35は結構好きで、もう2台持っているのにレストア&カスタムの為に買ってきてしまいました(笑)
状態は見た目ボロボロ、巻き上げレバー不動、シャッター下りず、露出メーター動かずとかなり重体でした。
それでも頑張って直しました。
でも後から気づいたのですが、かなり使い込まれたこのカメラはレンズの拭き傷が酷く、ミラーレスカメラに付けて撮影した時はちょっとがっくりしてしまいました^^;
☆今日の聖句 (ハバクク書 2:14)
海が水でおおわれているように、 地は主の栄光の知識で満たされるからである。
①ボッロボロのフジカコンパクト35
買った時からこんな状態で、貼り皮も無くサビサビボロボロ。。
でもこう言ったジャンクって思いきった事ができますし、どうしたら奇麗になるかとか、カスタムな貼り皮にしてみようとか妄想が膨らむ病気な自分(笑)
発売日: 1967年発売 レンズ構成: 4群5枚 レンズ:FUJINON 38mm/F2.8 シャッター速度:B・1/30~1/250秒 サイズ:120×73×57mm 重量:445g 電池:セレン光電池
②とにかく分解・清掃!
外した部品は全て錆びを落とし、艶出し。
特に大変だったのが、貼り皮の残った接着剤を奇麗に落とす事でした。
露出メーターが動かない原因はセレンの死亡、メーター軸の固着が多いです。
調べてみるとメーター軸の固着でしたので、固定ネジを緩めて給油したら動くようになりました。
光量に応じて絞り値が変化するようになりましたが、若干露出がオーバーするかもしれません。
③巻き上げ不良はギヤのネジが緩んでいました。
ガタガタに緩んでいたネジをしっかり締めこんで動かしたらチャージもシャッターも降りる様になりました。
各リンケージに注油しておきます。
レンズシャッターも外して、レンズ清掃&注油、シャッター&絞り羽根清掃します。
④レンズ構成を調べて描いてみました
レンズの構成は4群5枚で、トリプレットに更に貼り合わせレンズを追加したような不思議な構成になっていました。
この自分が描いたレンズ構成図はイメージですので、実際のレンズの大きさや曲面は再現していませんのでご了承ください^^;
このレンズシャッターユニットをミラーレスカメラ「ニコン1 V1」に取り付けて作例を撮影してみました。
⑤フジカコンパクト35のレンズ「Fujinon 38mm/f2.8」の作例
使用カメラは1インチセンサーのミラーレスカメラ「ニコン1 V1」なので画角の隅は使っていませんので雰囲気だけ楽しんで下さい。
あとレンズが拭き傷で酷く、逆光はダメダメの為にコントラストをちょっと上げています。
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⑥工事現場
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⑦桜の幹
f2.8
⑧ススキ
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⑨用水の景色
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⑩開けた景色
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⑪雑草
f2.8
⑫ドブの石ころ
f2.8
⑬フェンス
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⑭木々
世間で言われているよりも奇麗に写ると思いました^^;
ミラーレスで使っていても割とピントがシビアなので、ゾーンフォーカス式ではレンズの実力を発揮できないからじゃないかと思いました。
それにこのカメラ、ファインダーのゾーンフォーカスの指示がズレやすいのもあります。
⑮最後に仕上がったフジカコンパクト35です
貼り皮はオリジナルではつまらないと思い、木目調にしました^^;
あとメンテナンス性も考慮してネジはむき出し、分割整備可能としています。
◎以上、【I repaired the 「Fujica Compact35 1967s」and tried using it】でした! (^^