「RMC TOKINA 28-85mm/F4 (Model MXZ285)」分解・清掃・撮影
◎デカくてゴツイ「RMC TOKINA 28-85mm/F4 (Model MXZ285)」を分解・清掃し、ミラーレスカメラに取り付けて撮影もしてみました。
初めてリサイクルショップで見かけた時はその大きさに「格安でf2.8のレンズをゲットか!?」と思いましたが、見たらf4通しで逆に驚いたくらいでした。
①RMC TOKINA 28-85mm/F4 (Model MXZ285)
1978年発売 レンズ構成:10群16枚 絞り羽根枚数:6枚 最小絞り:f16
最短撮影距離:0.75m フィルター径:72mm 外寸:92×75㎜ 重量:580g
当時の価格は約80.000円と高価だったらしく、あまり売れなかったみたいですね^^;
実際に今まで見かけたのは3回くらいしかありません。
ズームしても全長が変わらないプロテクト鏡筒なので、85mmの時は鏡筒がフード代わりになります。
②それでは分解・清掃していきます!
今回はヘリコイドやズームの粘り具合と絞り羽根は調子が良かったので、レンズ清掃のみとしました。
まずは前玉を外しますが、2枚目3枚目もポロッと落ちてくるので、落下して割らない様に気を付けます。
そして前玉を清掃します。
③2枚目3枚目を外します。
レンズの向きだけは忘れない様、目立たないくらいにマーキングしておきます。
外したレンズを清掃します。
④中玉を取り外します
カニ目レンチを使ってレンズを外したら、向きをマーキングして清掃します。
⑤外せるレンズは外して清掃します
カビは水溶性なので、いきなりエタノールは使わずにフジレンズクリーニングリキッドを使って清掃します。
仕上げにエタノールを使って完成です。
⑥マウントを外します
FDマウントは面倒なイメージがありますが、これは一体型になっていたので簡単だったと思います。
⑦マウントを外したら、後群レンズを外して清掃します
もし絞り羽根に油が付いていたり、動きが渋い時は全分解が必要になります^^;
⑧中玉奥は簡単には取れませんでした…orz
それほどカビが酷くなかったので、隙間から綿棒にクリーナーを付けて清掃しました^^; 手抜きです、ハイ。
レンズの清掃が済んだら組み立てて、動作チェックをして完成です。
⑨廉価版のズームと比べてこの大きさ!
大きいだけじゃなく、写りもいいそうですが…
それではこのレンズを使って撮影してみましょう^^
⑩物撮り(New FD 50mm/f1.4)
ズーム角と絞り値はすっかり忘れたのでご想像にお任せします^^;
使用カメラは1インチセンサーのミラーレス「ニコン1 V1」なので、レンズの画角中心を使う事となり、レンズ周辺の写りは判断できません。
⑪混雑する道路
⑫交差点にて停車中
大きいレンズを使ったF4という無理のない設計の為に割といい感じで写ると思いました。
いつか手振れ補正の付いたフルサイズミラーレスで使ってみたいですね^^
◎以上、【「RMC TOKINA 28-85mm/F4 (Model MXZ285)」分解・清掃・撮影】でした! (^^