トキナ「Tokina AF287 28-70mm f/2.8-4.5 AF」簡単な分解・清掃
◎今回はトキナが1997年に発売したAFズームレンズ「Tokina AF287 Wide-Standard Zoom 28-70mm f/2.8-4.5 AF」(Fマウント)を簡単に分解・清掃してみました。
一応、トキナで赤いラインが入っているレンズはSDレンズ(異常分散レンズ)を使っていて高画質が謳い文句になっているそうです。
- ①トキナAFズームレンズ「Tokina AF287 Wide-Standard Zoom 28-70mm f/2.8-4.5 AF」
- ⑩トキナ「Tokina AF287 28-70mm f/2.8-4.5 AF」の作例
①トキナAFズームレンズ「Tokina AF287 Wide-Standard Zoom 28-70mm f/2.8-4.5 AF」
何となくミーハーなアイキャッチになってしまいましたが(汗)、フォトショップで画像を組み合わせたら割としっくりきたので採用する事にしました^^;
1997年発売 当時の価格は¥49,800 レンズ構成: 9群10枚 絞り羽根枚数: 6枚
最短撮影距離: 0.7m(マクロ時0.4m) 最大撮影倍率: 1:4.9 マルチコーティング
フィルター径: 52mm 重さ: 375g 外寸: 71x67mm フード: SH-522
ズーム方式: 回転式 分解した感じでは2群ズーム
似たモデルにTokina AF 270 II (28-70mm f/3.5-4.5) がありますが、中身はほとんど一緒で広角側がf3.5と絞り込まれているだけみたいに感じます^^;
②軽く分解・清掃していきます!
後群を吸盤オープナーなどで外します。
幸い中はカビてなかったので、外回りの清掃で済みました。
もし中にカビがあったらレンズ嵌め殺しのタイプだと清掃不可です^^;
③前群を外します
しかし中にカビが…
このレンズは嵌め殺しなので分解できません。
迷った挙句…
④嵌め殺しの部分を削る事にorz
レンズを傷つけない様に慎重に少しずつ削っていきます。
この作業は本当に嫌ですねぇ^^;
⑤削っていたらレンズの外周が見えてきました
もう少しだ…(汗)
面倒でもレンズ保護の為にマスキングはしておくのが良いと思います。 ←
⑥カビレンズが取れました!
外したレンズと中のレンズを清掃しておきます。
今回はカビが前群の後ろ側のレンズだったので簡単でしたが、前玉の後ろだとちょっと厄介です。
⑦このレンズに良くある事
巻いてあるテープの粘着力が経年劣化により低下し、焦点距離指標のリングがズレるトラブルが良くあるみたいです。
基準線から28mmの指標がこれだけズレていました^^;
⑧ズームリングのテープを新品にします
焦点距離指標のリング位置を修正してから、新しいテープを貼ればOKです^^
⑨このレンズは接触不良が…
いろいろ点検しましたが、おそらく中の電気接点でしょうね…
また暇な時にでも全分解修理したいと思います。
たまに動かなくなるだけなので、とりあえす撮影してみました。
⑩トキナ「Tokina AF287 28-70mm f/2.8-4.5 AF」の作例
使用カメラはニコンD90 70mm f8.0 1/250 iso250
⑪砲弾かと思いました(笑)
62mm f5.6 1/100 iso320
⑫屋上からの景色
28mm f2.8 1/3200 iso250
開放でも割と良い感じですが、フルサイズだと周辺減光がちょっと気になるかもしれません。
⑬ピザーラ
46mm f8.0 1/100 iso320
⑭物撮り「バンプレスト セーラームーン ちびうさ」
マクロモード最短撮影距離0.4mで撮影しています。
70mm f7.1 1/100 iso1100
昔のカメラでiso1100まで上がるとやっぱりノイズ多いですね^^;
このセラムンシリーズは一時揃えたけど、売っちゃいました(汗)
◎SDレンズが使ってある為にそこそこ良く写る印象でした。
でもやっぱり上位のAT-Xには適わないと思います。
ぶっちゃけAF270IIの方が広角が絞り込んである分、良く写ると感じる事がありますが、f2.8が使えるのは便利なシーンもあるのでいいのかもしれませんね^^
以上、【トキナ「Tokina AF287 28-70mm f/2.8-4.5 AF」簡単な分解・清掃】でした! (^^