1977製「argus 110 CAREFREE2 POCKET CAMERA」のレンズ(単玉)をミラーレスで!
◎とあるリサイクルショップのジャンク箱に、どこのリサイクルショップでも良くある110フィルムのポケットカメラが転がっていました。
お値段は110フィルムに因んで¥110。(笑)
「たまにはこうしたカメラのレンズで遊んでみるのもいいかなぁ~」、と思って買ってきてみました。
①そのカメラの名前は「argus 110 CAREFREE2 POCKET CAMERA」。
調べたら不人気の為に全くデータがありませんでした💦
アーガスのC3はとても有名なのに、これに至っては…
このカメラもKodakと張り合っていたとかいないとか…
ただ1977年頃に発売され、製造は当時らしく台湾製。
白いボタンがシャッターボタン、巻き上げは右上の大きなダイアル、シャッターボタンの下にあるのはフラッシュを付けている時にシャッターチャージ後に押し込むとフラッシュが光るみたいです。
このカメラは110フィルムに「フィルムの片側の25mm間隔の穴」が開いていないタイプだとシャッターがチャージできない作りでした。
②分解方法
自分の場合はレンズを外したらカメラ本体はポイって事はしないので、また組み立てる事を前提に分解していきます。
まずゴム系の糊で頑固に貼り付けてあるフロントパネルをドライヤーで温めながら外します。
上部にある1本のネジを外します。
そしてボディは4個の爪で固定してありますので、爪を割らない様に慎重に割ります。
この時にフィルム蓋、ギア2個、レンズ本体、ファインダーの対物レンズが外れるので気を付けます。
中のメカは割といろいろ入っていました。
③レンズの取り外しとミラーレスカメラへのイージーな取付け
レンズはご覧の様に「絞り兼用の蓋」がプラスチック枠を溶かして固定しているコスト重視の造りでした…
溶かしてある部分を削って「絞り兼用の蓋」を取り外します。
やっぱりプラスチックレンズの単玉でした…
おそらくスペックは「28mm f10(絞り兼)」くらいのパンフォーカスだと思われます。
絞りを付けずに撮影したら物凄いソフトフォーカスレンズでしたので、絞りは取り付ける事にしました^^;
あとこのレンズには切り欠きがあり、取り付け位置が決まっている可能性があります。
(この記事を書いてる時に気付きました💦)
このレンズを手抜きマウント(カメラ分解ツールの吸盤オープナー)と引き伸ばしレンズ用のヘリコイドで固定します。
④当時の箱(海外版)とフラッシュを取り付けた様子
A: 当時の海外版の箱外観
B: 箱の中身
フラッシュの電源が見当たらないですが、カメラを分解したら圧電素子(電子ライターのアレ)みたいな物がぶつかる接点に付いていたのでそれかもしれません。
…と思ってたら、ネット上の画像を見てるとやっぱり電池を間に噛ませるみたいですね^^;
C: フラッシュでかい! (笑)
⑤「argus 110 CAREFREE2 POCKET CAMERA」の作例
正直、パンフォーカスなので近距離だとピントが合わせにくかったです^^;
⑥木の葉
かなり絞ってあるので、被写体に近づいても背景はあまりボケませんでしたし、ボケはハッキリ言って汚いですね💦
⑦田植えの終わった田んぼ
単玉なので割と逆光に強いです。
⑧紫陽花
この季節になると今は無き古い実家で綺麗に咲いてたこの紫陽花を思い出します…
⑨ヒメジオン
⑩初音ミク Princess AMP フィギュア~マーメイドver.~
最近のプライズはやり過ぎ感がありますよね^^;
初音ミク BiCute Bunnies Figureなんか縫製網タイツを付けて完成度も高く、自分はここまでプライズも来たかと思いました。
⑪Gambier Bayの冬物語 B賞 「Gambier Bay」フィギュア【クリスマスmode】
あのへんな浮き輪は嫌いなので入れませんでした(苦笑)
プラスチックの単玉ですが、かなり絞ってあるのでそこそこ写ります^^
収差もあるし、ちょっとソフトフォーカスなのでレトロな写りを楽しめました。
でもレンズがかなり絞ってあるので暗い場所だと手振れ補正の無いミラーレスカメラだと使いにくいのも事実です(汗)
◎以上、【1977製「argus 110 CAREFREE2 POCKET CAMERA」のレンズ(単玉)をミラーレスで!】でした!