¥330で買った「ヤシカ・エレクトロ35G」を磨いてみました☆
◎とあるリサイクルショップへ行ったら、今まで千円以上の価格を付けられていたカメラやレンズが全て¥330になっていました。
もちろん安物ジャンカー好きな自分はカメラとレンズを3点ほど購入!
今回はその中で汚かった「ヤシカ・エレクトロ35G」を奇麗に磨いた時の記録になります。
(今回は汚い時の写真を撮り忘れました… スミマセンorz)
①いきなり軍艦部の取り外しから
エレクトロ35Gの軍艦部を外すにはこれだけ部品を取らないといけません。
ヤシカのカメラはヤシカエレクトロ35CCなどもですが、必ずバッテリーチェックボタンを外し、組む時は一番最後にしないと本体側のスイッチを破壊します^^;
外した部品はクリーナーと銅ブラシを使って綺麗にしました。
②シンクロ接点の配線を外します
半田ごてを出して温めるのはひと手間ですが、切る訳にはいかないので頑張ります!
外した軍艦部をメラミンスポンジやクリーナーを使ってピカピカにしました。
③古いカメラで良くある事だけど…
接着剤が劣化して窓が外れるのは良くある事で、後から分解して接着するのは嫌なので自分は全部「窓」を押して外れないかチェックします。
でもアイレットがポロッと取れた時は流石に凹みました(笑)
おそらくぶつけてネジ穴部分で割れたんでしょうね^^;
これが何と以前分解した「キャノネットQL17初期型」のアイレットと形状がほぼ同じなんですよね^^
また暇な時に交換してみようと思います。
④ファインダーの清掃
ファインダーの清掃には「富士フイルム FUJIFILM レンズクリーニングリキッド(30ml)」が最適です。
特に矢印のハーフミラーは古くなると触れただけで剥げる事が多いので、隅から拭いて様子をみて下さい。
でもハッキリ言って劣化したハーフミラーは絶対に剥げるので、スマホの画面などに貼るハーフミラーを付けて修理するのがコストパフォーマンスが高いです。
(その時は二重像の調整が必要になります)
⑤恐る恐る電池ボックスの蓋を開けたら…
嗚呼…
やっぱり大型の積層電池は液漏れ(汗)
⑥ナショナルマーキュリーバッテリー
バッテリーは「065」と書かれていたので、おそらく1975年6月製造の物だと思われます。
しかも表記は紙製。
単純にこのカメラは40年は使われていなかったんでしょうね…
こうした古い電池って二度と手に入らないからコレクションしてます(笑)
矢印の部分は頑張って銅ブラシで磨きました^^;
(電池も: 笑)
⑦電極の形が残っていて良かった…
あれだけ酸化物が詰まっていると絶望的ですからね^^;
⑧手に届くところだけ綺麗にした「ヤシカ・エレクトロ35G」
もう53年も経っているんですねぇ…
今のミラーレスカメラが50年も経ったらただのゴミになりそうですが、こうしたカメラは直せる希望があるのが良いです。
まぁ、50年も経ったら自分も召されていますが…
⑨「ヤシカ・エレクトロ35G」をいろんな角度で撮影
Gのエンブレムは磨きすぎて地金が…(汗)
ほどほどに。
⑩COPAL ELEC
30~1/500秒の高速シャッターまで備えるコパル製「コパルエレク」電子シャッター。
⑪
ネジ1本まで磨きました(笑)
でも価値があるのは初期型らしいです。
後ろのポケットって、当時はいろんなメーカーが付けてましたよね^^
⑫軍艦部
エレクトロ35の字体はGSNから変わったみたいです。
⑬
初期型との違いは巻き上げレバーの形状変更など。
☆「ヤシカ・エレクトロ35G」の諸元
レンズの焦点距離:45mm 開放値:1:1.7 最小絞り:F16
レンズ構成:4群6枚 画角:51° 絞り羽根枚数:5枚
フィルター径:55φ 最短撮影距離:0.8m
シャッター:コパル社製エレク電子制御レンズシャッター
シャッタースピード:180~1/500S、バルブ フラッシュ時:30秒 セルフタイマー付
ファインダー:採光式ブライトフレーム付きビューファインダー
倍率0.65倍 視野率85% パララックス自動補正あり
露出計:Cds測光式/測光範囲:EV1~17(ISO100)
フィルム送り:巻き上げレバー式1作動(巻き上げ角180度)
外寸:141×82×73.5mm 重量:770g(電池別)
使用電池:HM-4N ゴールドメカニカは1968年発売
⑭ファインダーもピッカリコニカ(違)
グリスやオイルの気化ガス、電池の電解液の酸化分解ガスなどに長期間さらされてファインダーって汚れるんでしょうね^^;
被写体はピッカリコニカにしとけば良かったです(笑)
◎以上、【¥330で買った「ヤシカ・エレクトロ35G」を磨いてみました☆】でした!