Nikon 「EL-NIKKOR 150mm F5.6」のつもりが「EL Nikkor 50mm F2.8N」に…(汗)
◎Nikon 「EL-NIKKOR 150mm F5.6」は確か、かつて東京中野にあった老舗中古カメラ店「日東商事」で買った記憶があります。
日東商事は2018年頃に移転し、現在も中野区新井2丁目30−4IFOビル8階で営業しているみたいですね^^
1968年2月発売
マウント:直径53mm/P=0.75スクリューマウント
レンズ構成:オルソメター型4群6枚 色収差補正波長域:380~700nm
アタッチメント:直径47mm/P=0.5スクリュー式 画角:54°(4×時)
基準倍率4倍、使用倍率2~8倍 重さ:300g
☆カタログの説明文
レンズ構成は4群6枚のオルソタイプで、4x5インチ判の引き伸ばしレンズである。
画面サイズはそれよりも広くしてあるが、スケールを入れるためでもある。
写真製版ではカラーチューブや引き伸ばし分解など、レンズの色収差補正や色再現力が問題となる。
これらを考慮して諸収差のほかに色収差をきびしく補正してあるので、あらゆる原版に対して忠実な再現力を示す。
ネガサイズは190mmΦ、4x5インチ用である。
基準倍率は4倍、標準仕様倍率範囲は2~8倍である。
焦点距離が150mm以上のレンズには座板が付くが、通常は座板の下のネジをネジマウントとして使う。
注意: レンズ構成図は似ているだけでオリジナルではありません^^;
②当然、自分が買ってくるのはジャンク品なので…(笑)
分解清掃しました^^;
でもこのレンズは締め込みがネジ止め剤などで固定されており、緩めるにはとても難儀しましたorz
折角整備した「EL-NIKKOR 150mm F5.6」なんですが、自作お手軽マウントが内面反射の問題などで上手くいかず、今回は作例を撮る時間が無くなってしまいました…orz
③とりあえず今回は「EL Nikkor 50mm F2.8N」の作例を載せる事にします(汗)
「EL-NIKKOR 150mm F5.6」はオルソメターなのに対して「EL Nikkor 50mm F2.8N」はダブルガウスになっています。
EL Nikkorの50mm初期は前群ガウス、後群オルソメターなどのレンズ構成もありますね^^
「EL Nikkor 50mm F2.8N」の仕様諸元
焦点距離:52.0mm 最小絞り値:f16 レンズ構成:4群6枚 基準倍率:8×
標準使用倍率範囲:2~20× 画角:41°(8×時) 色収差補正波長域:380~700nm
原稿サイズ:φ43.2mm(35mm判) 質量(重さ):105g 全長:39mm
最大径:φ51mm 前マウント(φmm・ピッチ):-
アタッチメントサイズ(φmm・ピッチ):φ40.5mm×0.5mm
後マウント(φmm・ピッチ):φ39mm×1/26"
「EL Nikkor 50mm F2.8N」の特長
①引き伸し倍率に合わせた最良の設計により、原板のディテール、コントラストをシャープに拡大(縮小)、再現。
②中心部に対する周辺の光量が十分とれる設計で、画面全体にわたって十分な明るさが得られる。
③色収差を厳密に補正。カラーの写真製版・カラーの引き伸しにおいてカラーバランスがよく、色のにじみの少ない忠実な再現力が得られる。
④目で合わせたピントと白黒用印画紙(青感性)におけるピントが一致するように補正。
絞り値によるピント面の移動も最小限。
⑤レンズの絞りはクリックストップ付き(210mmを除く)。
しかも数字が大きく表示され、暗室でも読みやすい。
⑥40mmF4Nから105mmF5.6Nまでの6本のレンズは、引き伸し機の光源ランプの点燈により、絞り数字が照明される。
また、絞り数字を見やすい位置にするために絞り表示窓が30°間隔で調節可能。
④「EL Nikkor 50mm F2.8N」の作例
開放F2.8
使用カメラはお手軽「ニコン1 V1」を使っていますので、レンズの中央付近を使う事となります。
⑤タンポポ
開放F2.8
⑥公園の入口付近
F8.0
⑦ハルジオン
F2.8開放
⑧蘿蔔 (すずしろ)
F2.8 開放
⑨「バンプレスト一番くじプレミアム アイドルマスター PART1 D賞 双海真美」
F2.8 開放
⑩「バンプレスト一番くじプレミアム アイドルマスター PART1 D賞 双海真美」w
F2.8 開放
⑪昔は蛍が星の様に飛んでいた川
F8.0
昔は焚火から沢山出る火の粉みたいに、「蛍」が沢山飛んでいたのを今でも忘れられません^^
今はかなり減ってしまったんでしょうね…。
⑫川べりの道にて
F8.0
ふと、あの夫婦を見て「いい光景だなぁ」と思いました。
でも仲がいい夫婦ほど片方が先に逝ってしまうと後を追うように亡くなってしまうものですね。
良く行ってたガソリンスタンドの仲のいいじっちゃん・ばっちゃんもそうだったし、自分が務めていた店長のじっちゃん・ばっちゃんもそうでした。
人間って熱が1度上がっただけで強靭な人間も倒れてしまう弱いもの。
他人の一言で動揺する弱いものですね。
歳を重ねてきた来た人なら分かると思うのですが、この世は一瞬、あの世は永遠です。
この世で貯めた財産はあの世に持っていけません。
しかし罪と言う負の財産は許されない限り永遠に続くんです。
神様にとっての財産はその人の人格と愛なんだと思います。
我々の罪を許してくれるイエス・キリストの祝福が皆さんにありますように。
◎以上、「Nikon 「EL-NIKKOR 150mm F5.6」のつもりが「EL Nikkor 50mm F2.8N」に…(汗)」でした^^
Lomography「Fisheye2」のレンズを使おうと思ったら…
◎とあるリサイクルショップのジャンクボックスに魚眼レンズの付いたトイカメが転がっていました。
それは調べるとLomographyの「Fisheye2」という2011年9月に発売された比較的新しいカメラでした。
でも動かしてみると巻き上げもシャッターボタンも動かない故障品…
カメラ本体に興味は無く、レンズを取り外してミラーレスカメラで遊ぶ目的で買ってきてしまいました(笑)
①Lomography「Fisheye2」
レンズを外そうとフロントの化粧リングを外したところですが、レンズをここからは分解できない感じでした…
とりあえずこのカメラのスペックでも。
ケーブルレリーズソケット | なし |
バッテリー型 | 1 x AA |
絞り | 固定 f8 |
シャッタースピード | 1/100 (N), Bulb (B) |
焦点距離 | 10mm |
露光範囲 | 36x24mm |
フィルム巻き上げ | ワインダー |
フィルム | 35 mm |
フラッシュ接続 | ホットシュー |
焦点 | 固定焦点 |
焦点距離 | get as close as possible |
フィルムカウンター | オートリセット |
素材 | プラスチック |
三脚穴 | なし |
露出計 | なし |
ファインダー | Direct optical viewfinder |
最短撮影距離が書いていませんが、HPの作例を見るとおおよそおおよそ0.3mくらいに感じました。
謳い文句は「170°のワイドな画角で丸い魚眼写真を簡単に撮影できます」
「バルブモードやMXスイッチを搭載し、長時間露光や多重露光撮影も可能」
「ピント設定がないので、シャッターチャンスを逃しません」
「フラッシュ内臓 スイッチをONにするだけで、夜や室内の撮影も安心」
「もっとも一般的な35mmフィルムに対応」
②化粧板を外しても…
隠しネジはありませんでした。
③内部メカはフィルム室内のネジを外す事で外れました!
電子回路はフラッシュだけです。
こちらは巻き上げ機構とフィルムカウンター、シャッターメカがあります。
④シンプルだけどちゃんと機能するフィルムカウンタ
シャッターやこの辺のメカははちゃんと動く事を確認。
とりあえずシャッターが動かない原因を探してみました。
⑤問題はここにありました
シャッターをチャージしたまま長期間放置するとここのプラパーツが変形し、シャッターが切れなくなる事が分かりました💦
温めて元の形状に戻すと快調に動き始めました^^;
因みにレンズは接着剤で頑固に固定されていて取り外せませんでした…
おまけに注意書きに英語で「レンズは外すな!」と書いてある始末。
⑥ここはもっとしっかり設計しないとダメじゃん!!
…と言いたくなりますorz
なのでこのカメラを持っている人は巻き上げたまま放置するのは厳禁です。
壊れまする^^;
⑦結局、後日「魚眼トイカメラEntaniya Entapano C-01」を手に入れたので…
Entapano C-01の作例を載せる事にしました。
こちらは画角が183°もあり、一応デジカメなのでいつでも楽しめます^^
詳しい事は別ブログに載せていますのでご覧ください。
⑧「Entaniya Entapano C-01」の作例
空間を意識して撮ったり、一部を強調した感じで撮ると面白いと思いました。
⑨金網
画像が中央ではなく右寄りになるのは仕様だそうです💦
⑩花
最短撮影距離が0.5mですが、裏技で限界まで寄る事が可能です。
⑪裏技を使ったタンポポの撮影
もっと寄る事ができますが、この時は様子見です。
⑫すべり台
⑬裏技を使った撮影
簡単に説明すると、このカメラは固いけどレンズを回す事ができるんです^^
おおよそ無限遠の位置から反時計回りに80度回すと1㎝まで寄る事ができます。
⑭夜の自販機
5㎝まで寄れる設定
⑮夜の自販機
このカメラ、気を付けないと指がすぐに写ってしまいます💦
何せ画角183°ですから^^;
⑯夜の道路
また写真が溜まったら作例を載せたいと思います^^
因みにLomography「Fisheye2」のレンズをα7に付けて撮影している方の作例を見ましたが、Entapano C-01を使ってしまうと画角が物足りないと思いました^^;
でも「RICOH THETA」を使ってしまうと、もっと物足りなくなるんでしょうね(笑)
◎以上、【Lomography「Fisheye2」のレンズを使おうと思ったら…】でした! (^^