Lomography「Fisheye2」のレンズを使おうと思ったら…
◎とあるリサイクルショップのジャンクボックスに魚眼レンズの付いたトイカメが転がっていました。
それは調べるとLomographyの「Fisheye2」という2011年9月に発売された比較的新しいカメラでした。
でも動かしてみると巻き上げもシャッターボタンも動かない故障品…
カメラ本体に興味は無く、レンズを取り外してミラーレスカメラで遊ぶ目的で買ってきてしまいました(笑)
①Lomography「Fisheye2」
レンズを外そうとフロントの化粧リングを外したところですが、レンズをここからは分解できない感じでした…
とりあえずこのカメラのスペックでも。
ケーブルレリーズソケット | なし |
バッテリー型 | 1 x AA |
絞り | 固定 f8 |
シャッタースピード | 1/100 (N), Bulb (B) |
焦点距離 | 10mm |
露光範囲 | 36x24mm |
フィルム巻き上げ | ワインダー |
フィルム | 35 mm |
フラッシュ接続 | ホットシュー |
焦点 | 固定焦点 |
焦点距離 | get as close as possible |
フィルムカウンター | オートリセット |
素材 | プラスチック |
三脚穴 | なし |
露出計 | なし |
ファインダー | Direct optical viewfinder |
最短撮影距離が書いていませんが、HPの作例を見るとおおよそおおよそ0.3mくらいに感じました。
謳い文句は「170°のワイドな画角で丸い魚眼写真を簡単に撮影できます」
「バルブモードやMXスイッチを搭載し、長時間露光や多重露光撮影も可能」
「ピント設定がないので、シャッターチャンスを逃しません」
「フラッシュ内臓 スイッチをONにするだけで、夜や室内の撮影も安心」
「もっとも一般的な35mmフィルムに対応」
②化粧板を外しても…
隠しネジはありませんでした。
③内部メカはフィルム室内のネジを外す事で外れました!
電子回路はフラッシュだけです。
こちらは巻き上げ機構とフィルムカウンター、シャッターメカがあります。
④シンプルだけどちゃんと機能するフィルムカウンタ
シャッターやこの辺のメカははちゃんと動く事を確認。
とりあえずシャッターが動かない原因を探してみました。
⑤問題はここにありました
シャッターをチャージしたまま長期間放置するとここのプラパーツが変形し、シャッターが切れなくなる事が分かりました💦
温めて元の形状に戻すと快調に動き始めました^^;
因みにレンズは接着剤で頑固に固定されていて取り外せませんでした…
おまけに注意書きに英語で「レンズは外すな!」と書いてある始末。
⑥ここはもっとしっかり設計しないとダメじゃん!!
…と言いたくなりますorz
なのでこのカメラを持っている人は巻き上げたまま放置するのは厳禁です。
壊れまする^^;
⑦結局、後日「魚眼トイカメラEntaniya Entapano C-01」を手に入れたので…
Entapano C-01の作例を載せる事にしました。
こちらは画角が183°もあり、一応デジカメなのでいつでも楽しめます^^
詳しい事は別ブログに載せていますのでご覧ください。
⑧「Entaniya Entapano C-01」の作例
空間を意識して撮ったり、一部を強調した感じで撮ると面白いと思いました。
⑨金網
画像が中央ではなく右寄りになるのは仕様だそうです💦
⑩花
最短撮影距離が0.5mですが、裏技で限界まで寄る事が可能です。
⑪裏技を使ったタンポポの撮影
もっと寄る事ができますが、この時は様子見です。
⑫すべり台
⑬裏技を使った撮影
簡単に説明すると、このカメラは固いけどレンズを回す事ができるんです^^
おおよそ無限遠の位置から反時計回りに80度回すと1㎝まで寄る事ができます。
⑭夜の自販機
5㎝まで寄れる設定
⑮夜の自販機
このカメラ、気を付けないと指がすぐに写ってしまいます💦
何せ画角183°ですから^^;
⑯夜の道路
また写真が溜まったら作例を載せたいと思います^^
因みにLomography「Fisheye2」のレンズをα7に付けて撮影している方の作例を見ましたが、Entapano C-01を使ってしまうと画角が物足りないと思いました^^;
でも「RICOH THETA」を使ってしまうと、もっと物足りなくなるんでしょうね(笑)
◎以上、【Lomography「Fisheye2」のレンズを使おうと思ったら…】でした! (^^