カビ玉「ZUIKO 135mmf3.5」とピントリングゴム劣化「Sigma zoom 28-50mmf2.8-3.5」
◎忙しいので過去に掲載した記事を修正加筆してお送り致しております^^;
今回は「OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5」の分解・清掃、そしてフィギュア撮影、「Sigma Zoom 28-50mm F2.8-3.5」のピントグリップゴム劣化の100均代替の記事になります。
①「OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5」
1981年発売 当時の価格は¥25.500 レンズ構成4群5枚 モノコーティング
最小絞り: F22 画角:18° 外寸73x60mm 重さ: 290g 最短撮影距離: 1.5m
フィルター径: 49mm
当時は良く売れたみたいで、今は不人気の為か市場では良く見かけます^^;
どうやら「E.ZUIKO」と書いてあるのがモノコーティングで、「ZUIKO」だけの物が最終型のマルチコーティングらしいです。
今までマルチコーティングの物を見た事が無く、結構珍しいみたいなので、できればそちらを買う方が描写は良いみたいです。
②カビカビの「OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5」を分解・清掃してみました^^
後群を清掃します。
③前群ユニットを外してレンズを清掃します。
前群ユニットを外し、各レンズを外して清掃しますが、レンズの向きだけは間違えない様にします。
中玉は割りばしの先端に付けたクリーニングペーパーで拭き拭き(苦笑)
④かなり酷いカビだったので…
あちゃー😵
⑤テスト撮影 (使用カメラはニコン1V1)
ラムちゃんのセル画
その昔、中野のまんだらけで買いました^^;
⑥ねんどろいどもあ きぐるみフェイスパーツケース
BUCHINEKO~
絞り値は忘れてしまいましたが、開放でない事は確かです^^;
⑧タイトー 艦隊これくしょん 艦これ デフォルメフィギュアvol.1 島風
アニメフィギュアの価値って劇的に下がってしまう物もあれば、高値をキープする物もありますよね…
艦これはかなり下がってきました。
⑨ボケ具合
ねんどろいどもあ きぐるみフェイスパーツケース
ピンクくま
あまり写りが良くないって聞きますが、当時の135mmのもっと悪いのを知っているので写りが良く感じています^^;
⑩「Sigma Zoom-μ 28-50mm F2.8-3.5」のピントグリップゴム劣化…
ピントグリップゴムが千切れたジャンクオールドズームレンズ「Sigma Zoom-μ 28-50mm F2.8-3.5」。
⑪とりあえずこんなの買ってきてみました(笑)
100均で代用になるものを探してみた結果がコレ!
「止めピタシート」!!
加工し易く、グリップも最高かな? …と思って^^;
⑫うん、カッコ悪いです(笑)
感触もムニムニしてダメだけど、グリップ感は最高!(笑)
⑬「Sigma Zoom-μ 28-50mm F2.8-3.5」の作例
大昔に発売されたコトブキヤの「青葉つぐみ」スケールフィギュア
カメラは1インチセンサーのミラーレスカメラ「ニコン1V1」です^^;
⑭割と良く写ります
ボロボロな「ZEISS IKON SUPER IKONTA 530/2」をレストア中
◎とあるリサイクルショップのジャンクボックスに朽ち果てたスプリングカメラが透明な袋に入って各¥500で3個転がっていました…
何故「袋」に入っているのかと言うと、あまりにボロボロで外装が崩れている為、お店を汚さない様に「袋」に入っていたんです(汗
そのあまりの汚さに最初はスルーしたのですが、「Kodak」「ZEISS IKON」の文字を見て、「ひょっとしたらレンズは生きているかもしれない」と思い、全部買ってきてしまいました(苦笑)
「Kodak Hawk-Eye Pliant Six-20 Model C」は別ブログで記事にしています。
①ボロボロな「ZEISS IKON SUPER IKONTA 530/2」
とりあえずスプリングカメラを開けて、レンズが「Tessar 4.5/10.5 cm lens」だったので嬉しかったですが…
状態が状態なので、両手を広げて喜ぶ訳にはいかず^^;
とりあえずレンズを使えるように分解していきます。
②気になったので外装をスクレーパーで削ってみました
うわぁああ~、ヒドイデース!!
外装はとりあえず後回しに^^;
③シャッターユニットを外して分解清掃
分解したパーツを清掃していきます。
流石に80年経過したグリスは潤滑せずに接着剤みたいになっていました^^;
もう全ての可動部が動かない…
しかもレンズを外したら何故かバルサムみたいな香りがががが…
ファインダーは各部にマーキングをして外しましたが、おそらく調整しないと無理でしょうね^^;
④ドレーカイル式の距離計
もちろん分解する時は厳密に各位置をマーキングしておきました。
しかしこの仕組みは面白いですね~~
プリズムみたいになっているレンズが回って、景色が左右に動きます。
⑤長いプリズムの入ったファインダー部
このカメラはファインダーと距離計が別になっていました。
距離計は覗き窓があまりに小さくてちょっと見にくいですね^^;
⑥分解修理の終わったシャッターレンズユニット
ガバナはベンジンで清掃後に動く部分のみ給油、シャッター羽も分解清掃してボロン粉末をちょっと付けておきました。
レンズは汚れを落としたら割と状態が良かったので一安心しました。
あとセルフタイマーが付いていたのにはちょっと驚きました。
⑦後玉も綺麗になりました
とりあえず引き伸ばしレンズ用のヘリコイドと吸盤オープナーの簡単マウントでこのレンズをミラーレスカメラに取り付けて撮影してみました^^
⑧公園 開放f4.5
使用カメラは1インチセンサーのニコン1V1なので、このレンズ中央のほんの一部を使うだけになります^^;
なのでかなりレンズにとって厳しい条件になります。
でも流石ZEISSのテッサーですね、80年前のレンズとは思えない写りです。
⑨工事現場
開放f4.5
⑩朽ちたフェンス
開放f4.5
⑪とても小さな花
開放f4.5
⑫ディフォルメフィギュア
開放f4.5
戦前にこの写りを楽しめた人は幸せですね~~
どうやら当時のこのカメラの価格は家が買えるくらいだったそうですから^^;
とりあえずこのカメラの外装のレストアが終わったら、次のイコンタをやろうと思っています(汗)
☆ニコンのZマウントについて…
自分はニコンをメインに使っていますが、今出ているZマウントは失敗だったと思っています。
光学的な事を優先してあの大きなマウントにしたのは分かりますが、何が個人的に失敗だと思うのかと言うとそれは…
あの大き過ぎるマウントがカメラデザインの自由度を奪ってしまった事です。
これは少なからず手痛い失敗だったと思うのです。
人は見た目を優先する生き物で、これが今の売り上げに響いているとしか思えません。
自分はいつ見てもあの大きなマウントのせいで大判のカメラにしか見えない時があります。
だから一回り小さいフルサイズ用のマウント「ZSマウント」でも作ればカメラデザインの自由度も増すと思うんですが…
もうそんな余裕はニコンには無いのでしょうけど…
とにかく個人的にZマウントのままだと厳しいなぁと思っています。
頑張れニコン!!
◎以上、【ボロボロな「ZEISS IKON SUPER IKONTA 530/2」をレストア中】でした! (^^