サン光機「SUN MACRO ZOOM 60-150mm 1:4 (マクロ60)」をカビジャンクのまま撮影…
今回は1974年から発売されたサン光機のサンズームレンズシリーズの1つ「SUNMACRO ZOOM 60-150mm 1:4」をカビジャンクのまま「ペンタックスK-x」に取り付けて使ってみました^^;
マルチコーティングされたレンズは抜けと内面反射が改善されたそうです。
このレンズの特長はマルチコーティングだけでなく、51㎝まで寄れるマクロ機構で、ズームリングを150mmの時に被写体側に動かすと全域マクロ域になります。
サン光機の創立は1961年、このレンズが作られた1974年頃は国内での販売も輸出も好調だった頃みたいです。
もともと戦前に上代光学研究所(かじろこうがく)として誕生し、戦後に「サン光機」になり、「サンレンズ」と名前を変え、最後は「ゴトーサン」として1984年に幕を降ろしました。
①「SUN MACRO ZOOM 60-150mm 1:4」の型式は「マクロ60」
これがズームリングを前に動かした状態で、「MACRO」の文字が現れます。
②「SUNMACRO ZOOM 60-150mm 1:4」60mm&無限遠の状態
無限遠で内蔵フードを格納した状態だと割とコンパクトに見えますが、結構重たいです。
レンズ構成: 12群14枚 重さ: 630g フィルター径: 58mm 全長: 131mm
マウント無しだと¥54.800 ケース¥2.000
③このレンズのマウントはM42
おそらくマウント交換式だと思うのですが、分解していないので確証はありません^^;
④マルチコーティングされたレンズ
マルチコーティングと言っても光に反射させると反射色が少ないので2~3層なんでしょうね…
⑤1974年頃に発売されたみたいです
1978年のカタログまで載っていたので割と長く作られたみたいですけど、当時の価格は¥56.800とそこそこの高級レンズだった為にあまり売れなかったみたいですね。
⑥「SUNMACRO ZOOM 60-150mm 1:4」の作例
使用カメラは「ペンタックス K-x」で、何と夕焼けを撮影した時のホワイトバランス
「CTE」のままでした…(汗)
ペンタックス独自のホワイトバランス調整モードCTE(Color Temperature Enhancement)は色温度強調の為に夕焼け空や緑の草原の色を強調します^^;
そう言えばこの「ペンタックス K-x」、AFレンズを使うと画面が真っ黒になるのであの有名な「黒死病」かも…💦
因みにこの作例はレンズに結構カビがある状態で撮影しています(汗)
あと、ペンタックス純正のM42マウントアダプターを使ったら絞り開放しか使えなかったので、今回の画像は全て絞り開放で撮影しています。
⑦雑草
⑧風景
開放で撮影しています。
⑨農業用水路
60mm
⑩蜘蛛の巣
ピンは右下に合ってしまいました…^^;
⑪蜘蛛の巣(マクロモード)
割と寄れるので結構使えます。
⑫ハグロトンボ
と言いつつ前ピンでした…orz
⑬ヒメジオン
適当に撮ったので、どこにピンが合っているか分からない写真になっています^^;
⑭不法投棄ゴミ
150mm 開放
サン光機全盛の時に技術を注いで作ったレンズだけに写りはなかなか良いと思いました^^
また分解清掃してレンズのカビを取らなければ💦
◎以上、【サン光機「SUN MACRO ZOOM 60-150mm 1:4 (マクロ60)」をカビジャンクのまま撮影…】でした! (^^