引き伸ばしレンズ「FUJINAR-E 105mm f4.5」 with Canon EOS KISSx3

◎ハードオフのジャンクボックスにて発見。
確か105mmを持っていなかったぁ～と思い、喜び勇んでその引き伸ばしレンズを手に取ってレンズ内を光で透かしてみたら…
「あれっ…　結構曇ってる」(笑)
このメッキ枠のFUJINAR-Eに関し、自分は高確率で曇り玉に巡り合いますねぇ^^;
「ひょっとしたらグリスが気化しただけかもしれない…」と思ってワンコインで買ってきました。

☆今日の聖句(ピリピ人への手紙 2:12)

わたしの愛する者たちよ。そういうわけだから、あなたがたがいつも従順であったように、わたしが一緒にいる時だけでなく、いない今は、いっそう従順でいて、恐れおののいて自分の救の達成に努めなさい。

①引き伸ばしレンズ「FUJINAR-E 105mm f4.5」 with Canon EOS KISSx3
⑦「FUJINAR-E 105mm f4.5」 with Canon EOS KISSx3で作例です

①引き伸ばしレンズ「FUJINAR-E 105mm f4.5」 with Canon EOS KISSx3

f:id:mikucharat5:20211101220817j:plain

1960年後半頃に発売されたと思われますが、詳しい事は不明です^^;　　
絞り羽根枚数10枚　　レンズ構成3群4枚　テッサー型　　最小絞り f22

思えば初めて買った引き伸ばしレンズも「FUJINAR-E 75mm」で、このタイプでした。
あの頃は「引き伸ばしレンズ」の使い方を良く知らなかったので、タクマー55mmf1.8のレンズを外して、そこへ引き伸ばしレンズを入れてヘリコイド代わりに使った思い出があります^^;

②とりあえず曇っている後玉を外してみました

f:id:mikucharat5:20211101220806j:plain

レンズを固定している黒い部分に吸盤オープナーなどを当てて反時計回りに回して外します。
因みに後玉レンズは黒い金属のホルダーにカシメてあるので外せません^^;

③曇っているコーティング

f:id:mikucharat5:20211101220808j:plain

ちょっと酸化セリウムで磨いてみた結果…

ダメですね～～
シグマなどにありがちなコーティング表面の曇りかと思ったら、コーティング自体劣化しているみたいです(汗)
これはコーティング自体を削り取らないとダメなので、今回はここまでとしました^^;

④曇ったコーティングに効く身近な物と言ったら…

f:id:mikucharat5:20211101220810j:plain

良くあるヘッドライトのコーティングをクリアにする物質をテストで塗付しておきました。
謳い文句は「黄ばみ・くもりを除去し、透明感が蘇る!」(しかも保護する機能もあります)とかなり理想的な事が書いてありますが、これはプラスチックレンズのコーティングに対してなので効果は疑問です。
これがダメならレンズの「アルカリ化」を阻止する対策を考えねば!

⑤ついでに前玉も掃除しておきました

f:id:mikucharat5:20211101220813j:plain

前群ユニットを外すと、合理的な設計なのか「絞りリング」と一緒に外れてきます。
一体成型された「絞りリング」から前群ユニットをどうやって取り出すのか分からず…(笑)
良く見ると銘板横の隙間に「カニ目レンチ」を入れる溝が僅かに見えるけど、工具が入るスペースもなく、これは後ろを何とか固定して銘板を回さないといけない力仕事なんだと思いました。
幸い前群ユニット内部にはカビが無かったので今回は分解せずに済みました。