「Petri 55mm F2」整備と「Petri C.C. auto 55mm F1.8」ブツ撮りテスト
◎今回は落下品ジャンクでヘリコイド不動の「Petri 1:2 f=55mm」を整備して「Petri Automatic 1:2 f=55mm」と簡単な比較、そして「Petri C.C. auto 55mm F1.8」でブツ撮り(フィギュア撮影)テストになります。
このレンズに関していろいろ調べてみましたが、ちょっと確証が得られなかったので
詳しい事は書いてません^^;
気になる方は「petri @ ウィキ」さんを参照してください。
https://w.atwiki.jp/petri/pages/34.html
☆今日の聖句(歴代誌下 7:14)
わたしの名をもってとなえられるわたしの民が、もしへりくだり、祈って、わたしの顔を求め、その悪い道を離れるならば、わたしは天から聞いて、その罪をゆるし、その地をいやす。
①落下品ジャンクでヘリコイド不動の「Petri 1:2 f=55mm」を整備
ここまで分解しないとヘリコイドに辿り着けませんでした💦
ついでにレンズのカビをお掃除しておきます。
②ヘリコイドは落下の衝撃で右側のネジ山を一つ乗り越えて固着していました
ペトリのヘリコイドはネジピッチが狭く、強い衝撃でズレてしまうみたいでした。
ヘリコイド本体の隙間にマイナスドライバーを入れ、捻ったらヘリコイドは回るようになって一安心。
ちょっと回転アタリがあるので変形部分のみコンパウンドを付けて研磨したらスムーズに回転するようになりました。
③f1.8と同じレンズ設計なので、f2.0にしてる部分はここかもしれません
ここを削ればf1.8のレンズになるのかもしれませんが、ひょっとしたら絞りで制御しているのかもしれません。
④Petri 55mm f2新旧比較
「Petri 1:2 f=55mm」と「Petri Automatic 1:2 f=55mm」の比較
旧型?「Petri Automatic 1:2 f=55mm」と新型?「Petri 1:2 f=55mm」では明らかに光の反射が異なり、光学系の設計(島田邦夫氏の設計らしいです)が変えられている事が分かります。
後玉も旧型の方が小さく感じました。
新型は最短撮影距離でのシャープさが上なので、過剰補正しているのかもしれません。
⑤「Petri C.C. auto 55mm F1.8」でブツ撮りをしてみました
これはおそらく光学系が変えられた新型の方になります。
マウントアダプターはペンタックスKの物に加工して取り付けていますが、無限遠が出ているかはまだ屋外で使っていないので不明。
これをニコン1V1に付けて撮影してみました。
絞り羽根枚数:6枚構成、フィルター径:52mm レンズ構成:4群6枚 最短撮影距離:0.6m マウント:Petriブリーチロックマウント 絞りA/M切り替えレバー有り
⑥開放f1.8 後ボケと前ボケ
ボケは距離があるほどペトリらしい滲んだボケになりました。
⑦f2.8
⑧f5.6
⑨f8.0
とても味わいのあるレンズなのに市場の評価が低いのが不思議です^^;
おそらくマウントアダプターが発売されていないのも理由の一つなのかもしれません…
⑩フードはニコンHS-2を使ってみました(笑)
こうした時にねじ込み式のフードはとても万能なので重宝しています^^
⑪レンズを撮影した引き伸ばしレンズ
EL-NIKKOR 50mm f2.8
一時は良く見かけたEL-NIKKORも少しずつ中古の数を減らしつつあるように感じます。
◎以上、【「Petri 55mm F2」整備と「Petri C.C. auto 55mm F1.8」ブツ撮りテスト】でした!