虹色フォーカスannex

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オールドズームレンズ「TEFNON 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」でフィギュア撮影

1924年に創業し、現在もレンズをOEM生産している「小堀製作所」は、かつて1980年代に自社設計の製品「TEFNON(テフノン)」(輸出名はKOBORON)ブランドを展開していました。

2008年頃まで通販も行われていたみたいですが、現在は閉じられています。

 

 

 

 

①小堀製作所 テフノン 「TEFNON 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」

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1980年前後の製品でヤシカコンタックスマウントです。

スペックの割にとても大きく、手で持ってみると重く感じました。

 

ネットで検索するも、データは一切得られませんでした^^;

このレンズは小堀製作所が立ち上げた丸敬産業株式会社を通して「TEFNON(テフノン)(輸出名はKOBORON)」ブランドとして、昭和57年(1982年)から昭和61年(1986年)まで販売されていました。

当時の広告などをネット上で見る事もでき、価格は純正の半分くらいだったそうです。

その後、22年間は通販のみとなり、工場直販価格で在庫が無くなるまで売られていたようです。


因みにキャノンのレンズを作っていたのは1984年までで、吸収合併の話を蹴ったら受注がゼロになったと「小堀雄久「私の履歴書」」に買いてありました。

だからレンズのデザインが当時のキャノンFDに似ているんでしょうね…

その後はVivitar、SOLIGOL、ミノルタ, コニカ, フジ, 旭光学、トキナと関係があったようです。

 

不祥事では小堀製作所も親族役員の経理ミスによる6億円超の横領があったとか。

ヤシカ経理部長の横領事件や社長親族の麻薬事件などありましたから…

でも小堀製作所は現在も操業中です。

 

しかし1985年のミノルタα7000(αショック)によるオートフォーカス革命で、小さなレンズメーカーはほとんど姿を消してしまいましたねぇ…

今のミラーレス化もキャノンやニコンがマウント仕様を開示しないので、タムロンやシグマが厳しくならないといいのですが。

 

 

②それでは「TEFNON 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」でフィギュア撮影してみました!

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使用カメラはニコン1V1で、28mm広角端になります。

正直、とても良く写るので驚いてしまいました^^

 

被写体のフィギュアはバンプレスト 

「Q posket-PERHONA-ペローナ 」

 

 

③85mm  最短撮影距離0.6m

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結構寄れるので、ブツ撮りにも便利です。

 

 

④85mm  開放f4.5

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被写体は「ねんどろいど ぷち らき☆すた シーズン1 泉こなた(水着)」

 

 

⑤85mm  f5.6

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1段絞るとかなりシャキっとします。

 

 

⑥85mm  開放f4.5  前ボケ

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被写体は「ねんどろいどぷち 朝比奈みくるメイドVer.」

 

 

⑦85mm f5.6

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前ボケは開放だとちょっと五月蠅いかもしれません。

 

 

⑧85mm  開放f4.5 後ボケ

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被写体は「ねんどろいどぷち  両儀式

 

 

⑨28mm広角端 開放f3.5

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今回はフィギュア撮影だけで、レンズ本来の性能は分かりにくいと思いますが、少なくともブツ撮りではなかなかの性能を発揮してくれたと思います。

テフノンではあと「TEFNON 35-70mm/f2.5-3.5 MACRO1:2.7」を持っているので、いつかまた撮影した記事を載せるかもしれません^^

 

 

 

◎以上、【オールドズームレンズ「TEFNON 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」でフィギュア撮影】でした!