東芝未来科学館 (ヒストリーコーナー)
◎神奈川県川崎市にある「東芝未来科学館」に行った時の記録です^^
でももう半年前の事なんで、展示物が変わっている可能性はあるかもしれません。
今回はレトロな家電がある「ヒストリーコーナー」をちょっとだけ載せてみました!
- ①日本初のカラーテレビ 1960年 昭和35年
- ②奥は日本初のマイクロプログラミング方式コンピューター 1961年 昭和36年
- ③白黒テレビ 73A型 1953年 昭和28年
- ④ヘリカルスキャン方式統一Ⅰ型VTR 1971年 昭和46年
- ⑤世界初の家庭用単管式カラーカメラ IK-12 1972年 昭和49年
- ⑥マツダ 電気蓄音機「オリオン800号」 1933年 昭和8年
- ⑦これなんだと思います? 分かる人にはすぐ分かると思いますが…
- ⑧家庭用電子レンジ ER-501S 1969年 昭和44年
- ⑨芝浦電気扇 1928年 昭和3年
- ⑩これなんでしょう? 最初、自分は分かりませんでした(汗)
①日本初のカラーテレビ 1960年 昭和35年
スタンダード仕様で当時¥430.000、デラックスが¥630.000とか(汗)
だって大卒者の初任給が男子13,080円だった時代ですよ…
でも戦後15年でここまで作り上げたのは凄いですよね。
1960年9月のカラー放送はNHKが1日にたった2本、日本テレビが4本と言う時代でした。
その中のプロ野球放送「巨人vs国鉄」はカラー放送だったんですね~~
②奥は日本初のマイクロプログラミング方式コンピューター 1961年 昭和36年
京都大学と「新方式電子計算機の開発」として作られたパイロット計算機。
国産初の「薄膜記憶装置」、「メサトランジスターによる高速度基本回路」、「マイクロプログラム」などを使った科学技術用計算機です。
テレビと計算機の間にあるのは「日本初の3インチカラーTV用撮像管7513」。
③白黒テレビ 73A型 1953年 昭和28年
昭和28年のNHK放送開始に向けて開発された白黒テレビです。
とても小さな可愛いテレビですが、当時の庶民の人達では買えない価格だったんでしょうね^^;
テレビの上にあるのが昭和28年のラジオとテレビの番組表で、テレビ放送は右下のたった1コマでした。
④ヘリカルスキャン方式統一Ⅰ型VTR 1971年 昭和46年
斜め回転ヘッドで記録するヘリカルスキャン方式を使用した民生用VTR。
しかもカセットではなく、オープンリール…
ヘリカルスキャン方式は後のベータやVHSにも採用され、世界基準となりました。
⑤世界初の家庭用単管式カラーカメラ IK-12 1972年 昭和49年
VTRの普及とともにカラーカメラの民生用ニーズに応えた製品です。
信号処理は半導体を使用、イメージングデバイスは撮像管&色ストライプフィルター。
当時の価格は29万8000円。
⑥マツダ 電気蓄音機「オリオン800号」 1933年 昭和8年
当時としては高級品だったラジオ&電気蓄音機の高級セット。
それでも当時は画期的な新機軸商品だったそうです。
何せ太平洋戦争の前ですからね^^; 良く焼けずに残ったものです。
⑦これなんだと思います? 分かる人にはすぐ分かると思いますが…
「計数形電子計算機TAC」で、要するにコンピューターです。
(Todai Automatic Computer)
1954年(昭和29年)に東京大学と共同研究で作られ、真空管の数は7000本!!
ものすごく電気を食うし、熱かったんでしょうね(汗)
当時のIBMが8時間かけてもできないような計算を2時間で終了したそうです。
⑧家庭用電子レンジ ER-501S 1969年 昭和44年
当時のキャッチフレーズは「すばやく楽しいホームクッキング」、「電波で新しい味」だったそうです。
これ、祖父母の家にあったような…
当時の家電って花みたいな模様のラインが良く入ってましたよね^^
⑨芝浦電気扇 1928年 昭和3年
明治に企画され、大正5年(1916年)には扇風機を作っていたらしいです。
この芝浦製作所製はレバーで風力を4段階に切り替えできたそうです!
でもプロペラは鉄製ですし、手が簡単に入るので危険ですね(汗)
⑩これなんでしょう? 最初、自分は分かりませんでした(汗)
これを見て涙を流した人は分かると思いますが…
1952年(昭和27年)に発売された「洗濯機P型」です。
昭和25年に大型撹拌式洗濯機を発売し、後の昭和27年に作られたのがこの小型免税型(P方)で、好評を得たそうです。
当時の価格は2万8000円。
◎以上、【東芝未来科学館 (ヒストリーコーナー)】でした! (^^