ポケットフジカ350フラッシュ (POCKET FUJICA 350 FLASH)のレンズ(FUJINON WIDE 20mm)を使ってみました②
◎前回はポケットフジカ350フラッシュ (POCKET FUJICA 350 FLASH)を分解してレンズユニットを取り出し、110フィルムレンズと相性のいいミラーレスニコン1で試写するところまで記事にしました^^
今回はレンズユニットを分解し、レンズ構成を確認&構成図作成してから屋外での作例を載せています。
①「FUJINON WIDE 20mm」のレンズ構成図
今回は多分合っていると思いますが(汗)、自分で描いてみました^^;
しっかりとしたテッサータイプですね~
ポケットフジカシリーズでは250のみ3群3枚の「FUJINON 25.6mm F9.5」のトリプレット?みたいで、こちらもいつか手に入れてニコン1で使ってみようと思います。
②実際のレンズ構成を写した画像
マクロレンズを使わずに普通のズームレンズで写したものですから、画像を切り抜いています^^;
レンズはテープに貼って固定していますが、糊がレンズに付くので清掃が大変でした(笑)
③こんな順番でレンズケースに収められています。
もし分解する際は、2枚目のレンズの向きと各スペーサーの向きに注意する必要があります^^;
こんな小さなカメラでもレンズがしっかり作ってあるのには驚きました。
写りも期待できそうです♪
④ヘリコイドの付いたCマウントアダプターにレンズを吸盤オープナーで固定(笑)
使用カメラはミラーレスカメラのニコン「ニコン1 V1」で110フィルムの大きさに近い1インチセンサーを使っています。
今回はレンズがF4だったので、物撮りのフィギュアを除いて全て絞り開放で撮影しています。
⑤「FUJINON WIDE 20mm F4」の作例
シャープネスも良好で色乗りも良く、フジノンらしい発色です。
でも絞り開放F4なので、景色を撮ると街路灯の前後はボケてしまいました。
⑥花
とても良く写るので驚きました^^
背景のボケは小口径レンズらしいボケ具合だと思います。
⑦落ち葉
⑧葉を被写体とした背景の「玉ボケ」具合
⑨キノコ~~??
食べたら急に笑だすかもしれませんね(笑)
⑩屋外にて物撮り(プライズフィギュア)
正直、被写体が被写体なので、外で撮影するのは息苦しかったです(汗)
なので上手くピントを合わす事ができませんでした(笑)
⑪夜のリサイクルショップ
車の中から撮影したので、後ろの景色が窓ガラスに反射しています^^;
⑫物撮り(プライズフィギュア)
画像③の絞りプレートを本来の「前側」ではなく、「後側」に付けているので周辺減光しています^^;
プレートは恐らくF5.6なので、開放F4のこのレンズだと至近距離の撮影ではほとんど変わりませんでした。
⑬F5.6の絞りプレートを外し、開放F4で撮影しています
すいません、カメラが離れてしまいましたね^^;
⑭開放F4 前ボケ
こんな感じです^^
◎結論として「FUJINON WIDE 20mm」は素晴らしいレンズでした^^
当時の110フィルムでは本当の実力は未知数だったのかもしれませんが、今こうしてデジタルで使ってみて改めてレンズの優秀さを感じる事ができます。
でもいつも思うのですが、ミラーレスで使ってもピントが割とシビアなので、レンジファインダー機やゾーンフォーカスの目測機でピンポイントにピントを合わすのはかなり困難だったと推測します^^;
あと調子こいて「ポケットフジカ550」と「キャノン110ED20」も買ってきてしまいましたが、流石にキャノンはF2.0だけあってレンズがデカいですね~~
またいつか分解して作例を載せてみたいと思います^^
以上、【ポケットフジカ350フラッシュ (POCKET FUJICA 350 FLASH)のレンズ(FUJINON WIDE 20mm)を使ってみました②】でした! (^^