虹色フォーカスannex

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ミノルタ「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」分解清掃

 ◎今回はαショックであるα7000が登場した1985年、同時に発売されたレンズ「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」を軽く分解清掃してフィギュアを撮影してみました。

 

 

 

 

ミノルタ「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」

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1985年発売 当時の価格は¥67.000  重さ:490g レンズ構成:10群13枚
絞り羽根枚数:7枚  最短撮影距離:0.8m、0.25m(マクロ時) フィルター径:55mm
外寸:68x86mm  最小絞り:f22-27  マウント:αマウント

 

確かこのレンズはハードオフで¥500くらいだったと思います。

かなり使い込まれている感じで外装はご覧の通りボロボロ、レンズは当然のようにカビが生えていました。

このレンズ、一時はリサイクルショップのジャンクボックスにゴロゴロしていたのですが、最近はあまり見かけなくなりましたね…。

最近ゴロゴロしているのはやっぱりシグマ、トキナ、タムロンのズームだったりします^^;

 

①まずは外装を綺麗にしましょう!

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ウタマロクリーナーなどで外装を綺麗にした後、ズームリングゴムなどの白化はブラシで擦ると綺麗になります。
分解清掃する時はズームリングゴムを外して中性洗剤を付け、ブラシで綺麗にするのが良いですが、このレンズは巻いてあると言うより取り付けてあるのでちょっと面倒です^^;
ズームリングゴムの固定はボンドより強力両面テープがおススメです。

 

 

②ここのイモネジを緩めます

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フォーカスリングを回して鏡筒を伸ばし、前玉と鏡筒の位置関係をマーキングしてから丸印のイモネジを緩めます。
(本当はイモネジを外した方が楽ですし、イモネジを紛失しないです)

 

③マウントを外します

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マウントの「電子接点の基盤後ろには小さなバネが入っている」ので無くさないようにして下さい。

マウントを外すとAF駆動ギヤとスペーサーがあるので気をつけてください。

 

 

④レンズ後群を外して清掃します

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レンズ後群を外して分解し、レンズを取り出して清掃します。
この時にレンズやスペーサーの向きを鉛筆などでマーキングしてから外すのを忘れない様にして下さい。

 

 

⑤レンズ鏡筒を分割します

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ズームリングゴムを外し、見えるこのネジを外します。

 

 

⑥そしてフォーカスリング部を引き抜きます

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そして前群レンズユニットを回して外しますが、外れる瞬間の位置がとても重要になりますので、外れた瞬間の位置を鉛筆などでマーキングしておきます。

 

 

⑦各レンズを取り外して清掃します

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レンズの向きだけは間違えたないようにマーキングして清掃します。

あと理想は締めこまれた位置をマーキングして、組付けの時の参考にする事ですが、これはよっぽど製造誤差の基準値に収まるので大丈夫だと思います。

 

後は逆の手順で組み立てて完成です。

 

 

⑧「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」でフィギュア撮影

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28mm側 f3.5

 

 

⑨50mm付近  f5.6

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使用カメラは「ニコン1 V1」です。

 

⑩85mm f5.6

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被写体は八雲剣豪氏デザイン、怪屋ハジメ氏監修のセガプライズ キャラキュート「ラブライブ! 高坂穂乃果」 登場は2015年12月中旬でした。

 

⑪85mm 開放f4.5

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望遠端85mmの開放ではちょっと柔らかい写りになるので、シャキーンと写したい場合はちょっと絞ると良いです。

 

 

マクロスイッチON 最短撮影距離にて撮影

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28mmからマクロスイッチを入れると最短撮影距離0.25mまで寄れる事ができます。

ミニフィギュアでここまで寄れるので、花などの撮影にも使えそうですね^^

 

なかなか良く写るレンズで、鏡筒の造りやデザインも個人的には好みのレンズでした。

レンズ遊びには手軽で良い1本だと思います。

最近市場では減りつつあるので価値が上がるかもしれませんね。

 

 

 

◎以上、【ミノルタ「MINOLTA AF ZOOM 28-85mm F3.5-4.5 MACRO」分解清掃】でした!  (^^