オールドレンズ 「Makinon 28-80mm F3.5-4.5 MC」でフィギュア撮影テスト
◎とあるリサイクルショップで見つけたレンズは「MAKINON」の文字。
レンズには「Made in japan」と書いてあり、その時は良く知らなかったので、きっとどこかのレンズメーカーのOEMだと思っていたら違いました。
MAKINONはかつて存在したマキナ光学のブランドです。
輸出専門だったので、国内で流通している数はとても少ないみたいでした^^;
でも海外のe-bayでは沢山流通しているのを確認してます。
①「Makinon 28-80mm F3.5-4.5 MC」
レンズのスペックは調べても詳しい事は分かりませんでしたが、このレンズは形状の違う物が3種類以上は存在する事が分かりました。
絞り羽根枚数:6枚 最小絞り:f16 最短撮影距離:023m フィルター径:72mm
重さ約:530g 全長:83mm
確かこのレンズは貼り合わせのレンズを使ってなかった気がします。
もしこのレンズを分解・清掃する時は気を付ける事があり、後群レンズの押さえリングを外すと、後ろのレンズとスペーサーが一気に沢山出てくるので注意して下さい。
一枚でも向きを間違えると本来の光学性能は全く出なくなる危険がありますし、スペーサーも向きがありので注意する必要があります。
(向きが無い様に見えてもアタリの問題があります)
②とにかく大きい前玉!
とにかく前玉がデカい!
f1.2のレンズくらいあります^^;
マキナ光学は1967に創業、最初はレンズメーカーの下請けとしてレンズを生産していましたが、1974年に「Makinon」ブランドを作って自社販売を開始しました。
1983年に最盛期を迎えるものの、貿易摩擦を懸念したアメリカが日本と「プラザ合意」を結び、ドル円レートは1年で250円から150円まで下落し、輸出専門だったマキナ光学は間もなく倒産したようです。
③今回は物撮りのみです
(スミマセン、忘れました💦)
④f5.6
絞り込むと割と早い段階から回析現象が起きやすかった気がします。
⑤f5.6
80mm ちょっとマクロモード。
⑥マクロモード域 開放
前ピンだった事に後から気づきました。
下手の言い訳をすると、このレンズはピントの山が至近距離では掴みにくく、カメラもフォーカスピーキング&拡大機能の無い「ニコン1 V1」だったと言うのもあります^^;
⑦f5.6
このレンズはもう手元に無いので、ボケの雰囲気だけ味わってくださいorz
⑧開放 マクロ撮影
被写体は「グッドスマイルカンパニーねんどろいどぷち ラブライブ! それは僕たちの奇跡Ver. シークレット 南ことり ミナリンスキーver.」
⑨f5.6
ちょっと収差が過剰補正のレンズなので開放は柔らかいですが、ちょっと絞ってあげるとキリッとした描写になると思います。
⑩オマケ画像
オールドズームレンズ「TAMRON ZOOM 95-205mm F6.3 (910P)」でフィギュア撮影!
確か205mmテレ側。
タムロン初のズームレンズです。
最短撮影距離が2.0mもあるので、フィギュア撮影にはとても向いてません。
多分、このレンズでフィギュアを撮ったのは自分だけじゃないかと思います(笑)
⑪95mm側
最短撮影距離でこれですから…
⑫こだわって開放で撮影しています(テレ側)
60年前のズームレンズの最短撮影距離の開放はこんな感じ^^
◎以上、【オールドレンズ 「Makinon 28-80mm F3.5-4.5 MC」でフィギュア撮影テスト】でした! (^^